さぁ、始めよう。

この「終活生活。」では、終活を始めるにあたり、全体像を掴めるような36の項目をリスト化し、まとめました。

「終活」を、いざ自分事として考えてみると、「いつから始めればいいの?」「何から手をつければいいの?」と、疑問が浮かぶ方も多いでしょう。

「終活」には、暗いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、決してネガティブなことではありません。むしろ、自分の人生を振り返り、大切なものに改めて気付く、そんな貴重な機会なのです。

このリストを参考に、あなたにとって最良の終活を始めてみませんか?

終活の第一歩!情報収集と知識の習得

終活は、人生の最終章を自分らしく生きるための準備です。

まずは、①終活に関する情報を集め、知識を深めましょう。

  • 終活に関する書籍や雑誌を読み込む
  • 終活セミナーや講演会に参加する
  • 終活相談窓口に相談する
  • 専門家(弁護士、税理士、葬儀社など)に相談する
  • インターネットの信頼できる情報源を収集する
  • 終活に関するニュースや記事に目を向ける
  • 終活に関するコミュニティに参加する
  • 終活に関するブログやSNSアカウントをフォローする
  • 終活に関するQ&Aサイトで疑問を解決する
  • 終活に関する動画コンテンツを見る
あわせて読みたい
「終活やることリスト」を完全ガイド!終活の進め方のコツを伝授 いつから終活を始めるべき? 自分の財産を相続するには? 自分の葬儀やお墓はどうなるの? 終活について考えたことはありますか?予期せぬときに備えて、最期の準備を始...

終活セミナー

【人生の整理】未来へ進む自分と向き合おう!

終活は、過去を振り返り、未来を展望する機会です。

これまでの人生を振り返り、本当に大切なものは何か、残りの人生をどう過ごしたいのかを考えましょう。

②エンディングノートを作成する

エンディングノートは、あなたの人生をまとめ、大切な人に想いを伝えるためのものです。

いつ、どこで、どんな最期を迎えたいのか、財産はどうするのか、葬儀はどうしたいのかなど、具体的なことを書き込んでいきましょう。

これにより、家族の負担を軽減し、安心して最期を迎えられます。

あわせて読みたい
エンディングノートとは?作り方と書くべき内容を徹底解説! 人生の終わりに自分の意志を残す方法として、エンディングノートが注目されています。しかし、多くの人がエンディングノートの内容を知らないため、いざというときに役...

③ライフスタイルを見直し、理想の老後を考える

今の生活を見つめ直し、本当にやりたいことや、どんな場所で暮らしたいのか、誰とどんな時間を過ごしたいのかを具体的にイメージしてみましょう。

理想の老後を描き、それに向かって少しずつ行動することで、より充実した日々を送ることができます。

④自分の価値観や人生観を整理する

これまでの人生で大切に思ってきたこと、これからの人生で大切にしたいことを書き出してみましょう。
自分の価値観や人生観を整理することで、より明確な目標を設定し、これからの生き方を見つけることができます。

⑤過去のアルバムや日記を見返して思い出を整理する

昔のアルバムや日記を見返すと、懐かしい思い出が蘇り、今の自分につながる発見があるかもしれません。
不要なものは処分し、大切な思い出はデジタル化しておくなど、整理することで心もスッキリします。

⑥自分の健康状態を把握する

定期的な健康診断を受け、自分の体の状態を把握することは大切です。
健康状態に合わせて、食事や運動習慣を見直し、より健康的な生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。

⑦ストレス解消方法を見つける

ストレスは万病のもとと言われます。
好きなことをしたり、自然に触れたり、リラックスできる時間を意識的に作ることで、ストレスを軽減し、心身ともに健康な状態を保ちましょう。

エンディングノート

【物質的な準備】遺品整理から始める、スムーズな終活

不要なものを処分し、大切な思い出はデジタル化したり、信頼できる人に託したりすることで、よりスムーズな終活を進めることができます。

⑧遺品整理・不用品整理を行う

ご自身の身の回りの品物を整理し、本当に必要なものだけを残しましょう。

遺族が後から処分する手間を省くだけでなく、心の整理にもつながります。

思い出の品は、デジタル化したり、信頼できる人に託したりするのも良いでしょう。

あわせて読みたい
【生前整理の進め方】計画的な実践方法でスムーズに整理するコツとは? 人生の最期を迎える準備について一度は考えたことがある人は多いです。生前整理は自分の一生を終えることを見据え、物や財産を整理することです。 この記事では、生前整...

⑨遺影写真を準備する

ご自身の気に入った写真を遺影写真として準備しておきましょう。家族や親しい人に相談しながら選ぶと、より良いものが選べます。

⑩思い出の品を整理する

アルバムや手紙など、思い出の品はデジタル化したり、信頼できる人に託したりするなど、整理しておきましょう。大切な思い出は、形を変えて残すこともできます。

あわせて読みたい
【騙されるな】危険な不用品回収業者の見極め方/トラブル事例と対処法 不用品回収業者とのトラブル事例が知りたい 危険な不用品回収業者の特徴を知りたい トラブルに遭った際の対処方法を知りたい 不用品回収を依頼する際に、さまざまなトラ...

⑪デジタルデータの整理・バックアップを行う

写真、動画、大切なデータなどは、クラウドサービスを利用してバックアップを取っておきましょう。

遺族がアクセスできるように、パスワードなどをまとめて記録しておくことも大切です。

⑫金融資産の整理・見直しをする

銀行口座や証券口座などを整理し、残高や収支を把握しましょう。

遺言書を作成し、相続に関することを明確にしておくことで、家族の負担を軽減できます。

⑬保険の見直しをする

生命保険や医療保険など、加入している保険を見直し、必要最低限の保険に加入するようにしましょう。

重複している保険があれば、解約することも検討しましょう。

⑭不動産に関する手続きを検討する

不動産の所有状況を整理し、相続に関する手続きを検討しましょう。

遺言書を作成し、不動産の分配方法を明確にしておくことで、相続トラブルを防ぐことができます。

⑮車の処分を検討する

車を所有している場合は、老後のライフスタイルに合わせて、車の処分を検討しましょう。

公共交通機関を利用したり、カーシェアリングサービスを利用したりするなど、様々な選択肢があります。

遺品整理

【人とのつながり】大切な人と話しておく

家族や友人とのコミュニケーションは、終活において非常に大切です。

介護が必要になった場合や、もしもの時のことを話し合っておくことで、家族の負担を軽減し、安心して最期を迎えられます。

⑯家族・親族・友人と話し合う

ご自身の考えや希望を家族、親族、友人などに伝えておくことは、非常に大切です。

特に、介護が必要になった場合や、もしもの時のことを話し合っておくことで、家族の負担を軽減することができます。

⑰介護が必要になった場合のサポート体制を考える

介護が必要になった場合、誰がどのようにサポートしてくれるのか、具体的なことを話し合っておきましょう。

介護サービスの利用や、住み慣れた家で暮らすためのサポートなど、様々な選択肢があります。

あわせて読みたい
老人ホームの種類と選び方|基礎知識とそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説 老人ホームにはどんな種類があるの? どんなサービスが受けられるか知りたい 老人ホームを選ぶときのポイントを教えて 老人ホームを探すにあたって、施設の種類が多すぎ...

⑱孤独死対策を考える

一人暮らしの方や、周囲に頼れる人が少ない方は、孤独死対策をしておくことが重要です。

安否確認サービスの利用や、地域のコミュニティに参加するなど、様々な方法があります。

⑲ペットの世話について考える

ペットを飼っている方は、もしもの時に誰がペットの世話をしてくれるのか、事前に決めておく必要があります。

ペットの預かり先を探しておいたり、ペット信託を利用したりするのも良いでしょう。

⑳自分の葬儀について家族に希望を伝える

自分の葬儀について、どのようなことを望んでいるのかを家族に伝えておきましょう。

盛大な葬儀を望むのか、静かなお別れをしたいのかなど、自分の想いを伝えることで、家族の負担を軽減することができます。

あわせて読みたい
【葬儀】押さえておくべきポイント|準備から必要な手続きをすべて紹介! 葬儀の知識がなくて不安 お葬式の準備に必要な手続きがわからない いざというとき、慌てないために流れを確認したい 大切な人を失ったあと、悲しみに暮れる間もなく、葬...

㉑墓に関する希望を伝える

墓に関する希望も、家族に伝えておくことが大切です。

お墓を建てるのか、散骨をするのか、永代供養を選ぶのかなど、様々な選択肢があります。

介護

【心の準備】心穏やかに人生の幕を閉じるために

自分らしい最期を迎えたいと考えることは、人生をより豊かにする上で大切なことです。

趣味を楽しんだり、ボランティア活動に参加したり、様々なことに挑戦することで、心穏やかに人生の幕を閉じることができます。

㉒死について考える

死は誰にでも訪れるものです。それを恐れず、自分の人生と向き合い、どのように最期を迎えたいか考えてみましょう。

自分らしい最期を迎えるために、今できることを一つずつ実行していくことが大切です。

㉓今の瞬間を大切にする

過去を悔やんだり、未来を不安に思うのではなく、今この瞬間を大切に過ごしましょう。

好きなことをしたり、大切な人と過ごす時間を作ることで、より充実した日々を送ることができます。

㉔趣味を楽しむ

趣味に没頭することは、ストレス解消にもつながり、心身のリフレッシュになります。

新しい趣味を見つけるのも良いでしょう。

趣味を通して、新たな発見や喜びを得ることができます。

㉕ボランティア活動に参加する

ボランティア活動に参加することで、社会貢献を実感でき、自己肯定感も高まります。

人とのつながりを深め、生きがいを見つけるきっかけになるかもしれません。

㉖旅行を楽しむ

今まで行きたかった場所へ旅行に行ったり、新たな土地を訪れたりすることで、人生経験を豊かにすることができます。

新しい発見や感動は、心に良い刺激を与えてくれます。

㉗新しいことを学ぶ

新しいことを学ぶことは、脳の活性化につながり、老いを予防する効果も期待できます。

語学を学んだり、楽器を演奏したり、料理に挑戦したり、様々なことにチャレンジしてみましょう。

趣味

【法的な準備】安心できる老後を送るための法律知識

遺言書の作成や相続に関する手続きなど、法的な準備は、安心して老後を送るために欠かせません。

専門家にご相談しながら、自分にとって最適な方法を選択しましょう。

㉘遺言書を作成する

将来の安心を確保するために、遺言書の作成は重要です。

財産分けや遺産の処理を明確にすることで、家族間のトラブルを防ぎます。

専門家のアドバイスを受けながら、個々の状況に合わせた遺言書を作成しましょう。

あわせて読みたい
【遺言書の書き方】意思を残すことの必要性、3種類の特徴と違いを解説! 遺言書がないと、残された大切な人へ自分の意思が正確に伝わりません。 この記事では、遺言書の必要性と種類、ケース別の書き方を解説します。記事を読むと、遺言書を残...

㉙相続に関する手続きを学ぶ

相続は、法律に関する知識が必要となる複雑な手続きです。

相続税の申告や遺産分割など、事前に知識を身につけておくことで、スムーズな手続きを進めることができます。

あわせて読みたい
【終活初心者必見】財産目録とは?3つのメリットと書き方を徹底解説 財産目録とはどのようなものか、疑問に感じる人は多いです。終活を始める方にとって、財産を把握することは重要です。 この記事では、財産目録のメリットや書き方につい...

㉚代理人契約を検討する

将来的に自己判断が難しくなった場合に備えて、代理人契約を検討しましょう。

信頼できる代理人を選定し、財産管理や医療上の意思決定を任せることで、自分の意志を尊重した生活を送ることができます。

㉛医療に関する意思表示を行う

もしもの時のために、延命治療や人工呼吸器の使用など、医療に関する意思表示を行っておきましょう。

リビング・ウィルや尊厳死を選択するなど、自分自身の考えを明確にしておくことで、家族の負担を軽減することができます。

㉜介護に関する契約を検討する

将来的な介護サービスを利用するために、介護に関する契約を検討しましょう。

介護施設の選定基準や費用の見積もりをしっかりと把握し、自分や家族が安心して利用できる契約を結ぶことが大切です。

あわせて読みたい
老人ホームは何歳から入れる?入居する年齢や事前に確認するポイントを解説 何歳から老人ホームに入居できるか知りたい 老人ホームに入居するメリットやデメリットが気になる 老人ホームの入居を検討する際に、老人ホームについて不明な点が多く...

遺言書

その他の終活活動

㉝終活カフェに参加する

終活カフェは、終活について気軽に相談でき、同じような悩みを持つ人々と交流できる場です。

専門家によるアドバイスを受けたり、参加者同士で情報交換したりすることで、終活への不安を解消し、具体的な行動に移すきっかけが得られます。

㉞終活グッズを揃える

エンディングノート、遺言書作成キット、デジタル遺品整理ツールなど、終活をサポートする様々なグッズがあります。

これらのグッズを活用することで、よりスムーズに終活を進めることができます。

㉟終活に関する映画を見る

終活をテーマにした映画を見ることで、自分自身の死について考えたり、家族との関係を見つめ直したりするきっかけになります。

映画を通して、様々な価値観に触れ、自分にとって大切なことを改めて考えることができます。

㊱終活に関するコミュニティに参加する

終活に関するコミュニティに参加することで、同じような考えを持つ人々とつながり、情報交換をすることができます。

オンラインコミュニティや地域で開催されるイベントなど、様々な参加方法があります。

まとめ

終活は、決して遠い未来の話ではありません。むしろ、今の自分と向き合い、より豊かな人生を送るための第一歩と言えるでしょう。

36の項目の中には、すぐに始められるものもあれば、じっくりと時間をかけて取り組むべきものもあります。

大切なのは、このリストを完璧にこなすことではなく、自分にとって何が大切なのかを考え、自分に合ったペースで進めていくことです。

このリストが、あなたの終活のヒントになれば幸いです。そして、このブログが、あなたの終活をサポートできることを願っています。